関西人はなぜ標準語に直さないのか

ビジネス標準語をマスターした関西人です。
東京に住んで10年以上経ちます。

私の職場では毎年日本全国から転勤者が上京して来ますが、大体の人は慣れてくると仕事中は標準語を話すようになります。

そう、関西人以外は。

関西人はいつまで経っても関西弁を貫きますよね。

私は目立ちたくないので職場では完璧に標準語を話していますが、関西弁を貫く人たちの気持ちもわからんでもない。

そんな関西人の気持ちを代弁してみたいと思います。

標準語が気持ち悪い

初めは単純に耳が慣れなくて単語の発音、語尾、すべてに違和感を感じます。

入社初日に同期と話していて「そうなんだ!超ウケんね~」と言われ、”ほんまにこんな話し方すんのかい”と内心笑っていたものの、「そうなんや!めっちゃおもろいやん」の方が東京では変な話し方なのである。

そして関西弁のキツい話し方に慣れているので、特に男性が標準語を話すとすべておネエ言葉のように聞こえるのです。

関西人としてのプライド

標準語に対する違和感は時とともに薄れて、徐々に聞き慣れてきます。

それでも関西人が標準語を話さない理由。

それは東京より関西の方が勝っていると信じているからです。

勝ってるって何が??(特に何がとか言う話ではない)

標準語を話せば”東京に染まった”ことになる=”負けた”ことになるという意識が関西人の奥底にある気がします。

キャラ付け・男ウケ

標準語を話せるけど、キャラ付けや男ウケのために関西弁を利用している人も多いと思います。

かく言う私も、彼氏と付き合う前に関西弁を小出しにしていました。

実際のところ、男ウケのために利用できる関西弁なんてほんとにソフトな面だけですけどね。

地元にいた頃と同じレベルの関西弁を話したらキツい印象になっていたでしょう。

関西弁を利用する人々はそのあたりの匙加減を良く心得ています。

標準語を話すのが恥ずかしい

関西時代の知り合いが身近にいる場合はこれが大きいでしょう。

友達の前で英語を話すのがなんか照れくさいという感覚に似ている。

周りの目は関係なく、自分自身が気持ち悪いというのもあります。

相手に合わせる気がない

私は東京に来てから2年くらいは関西弁で話していましたが、ある時、”標準語で話した方がスムーズだ”ということに気付きました。

関西人としてのプライドや羞恥心を乗り越えれば、標準語を話すことなど容易いことです。

相手の話し言葉に合わせるだけなので、私の中では外国語の学習と同じ気持ちです。

海外旅行中でも大声で関西弁を話している人を見かけることがありますし、”郷に入っては郷に従え”みたいな考えが薄いのかもしれませんね。

にほんブログ村のランキングに参加しています。
役に立った、続きを読みたいと思っていただけたら、ぜひクリックお願いします!

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村