老後の不安ベスト3はお金、健康、介護らしい。
お金と健康については、ある程度自分でコントロールできそうだが、介護については誰しも歳を取れば受ける時が来る。
はて、このまま独身でいたとして、一体いつまで一人暮らしができるんだろうか。
気になって高齢者の一人暮らしについて調べてみたものの、ほとんどが子ども目線の話なのである。
”一人暮らしの親が認知症になったら…”などなど
さらには
”独居老人” ”孤独死”
などの関連ワードが表示されて、なんか文字面が怖い。
”独居老人”=”一人暮らしおばあちゃん”
”孤独死”=”自宅で一人の時に亡くなった人”
と変換してみると悲壮感が薄れるのに、メディアはセンセーショナルに煽る。
”結婚も出産もしないあなたは、独居老人から孤独死コースよ”と脅されている気分になるのだ。
脅すのはやめてほしい、社会のために労働も納税もしているのにさ。
そもそも一人暮らしおばあちゃんは、そんなに孤独なものなんだろうか。
夫や子どもと同居するよりはストレスが少ないと思うのだが。
私は高齢者本人の声が知りたい。
しつこく検索してみると、老人ホームのホームページに、少数だが本人の体験談が掲載されていた。
一人暮らしを謳歌していて、認知機能に問題がない場合でも、やはり身体的に歩行が困難になるなどの理由で一人暮らしを断念せざるを得ないという。
女性の健康寿命は2019年時点で75歳らしいので、私はあと40年くらい健康に過ごせると仮定しよう。
40年を自分一人のために使えるなんて、贅沢な話ではないか。
まだまだ行きたい場所も、やりたいこともたくさんある。
40年後には超ハイテクな介護ロボットが身の回りの世話をしてくれるかもしれないし、独身OLの老後は案外明るい。
老後を考えるおすすめ本
どちらも読みやすく、認知症当事者の声がスーッと入ってくる。
自分のために読み始めたけど、途中からは両親のことを考えながら読んでいた。
両親の老後より自分の老後を先に心配していた己の自己中加減に驚きを隠せない。